登山道具を一式そろえたいけれど、何を何個買えばいいのか、全部でいくらかかるのか、店で勧められるままに買って無駄にならないかが気になって、なかなか買いに行けずにいませんか?
この記事では、登山道具を一式そろえるときの必需品リスト、費用の目安、買う順番、レンタルやセット販売の使いどころ、そろえたあとに足す物を、日帰り登山を基準に解説します。
読み終えるころには、自分の予算に合わせた「一式」の中身が決まり、店に行っても迷わず買えるようになります。
登山道具の一式は「3種の神器+安全装備5点+手持ちの服」。新品なら6〜9万円、工夫すれば1〜2万円

日帰り登山の道具一式は、登山靴・ザック・レインウェアの3種の神器と、ヘッドライト・救急セット・帽子・手袋・水筒の安全装備5点をそろえ、服は手持ちの化繊で済ませれば完成します。
新品でそろえると6〜9万円が目安ですが、レンタルとワークマン・ユニクロ、100均を組み合わせれば、初回は1〜2万円に抑えられます。
「一式」と聞くとテントやバーナーまで思い浮かびますが、それは泊まりの登山に進んでからの話です。
日帰りに必要な物だけを一式と考えれば、量も費用も思ったより小さくなります。

| 分類 | 道具 | 新品の目安 | 抑える方法 |
|---|---|---|---|
| 3種の神器 | 登山靴・ザック(20〜30L)・レインウェア上下 | 5〜8万円 | レンタル1回数千円 |
| 安全装備5点 | ヘッドライト・救急セット・帽子・手袋・水筒 | 1〜1.5万円 | 帽子と手袋は手持ち、水筒はペットボトル |
| 服 | 化繊のTシャツ・フリース・パンツ・靴下 | 1〜3万円 | 手持ち+ワークマン・ユニクロで0〜1万円 |
| 消耗品・小物 | 行動食・地図アプリ・モバイルバッテリー・ゴミ袋 | 数千円 | 100均・コンビニ |
一式の中身:必需品リスト

3種の神器:登山靴・ザック・レインウェア
登山靴はくるぶしを覆うミドルカットで防水の物、ザックは日帰りなら20〜30Lで腰ベルト付き、レインウェアは上下セパレートの登山用です。
この3つは安全に直結し、手持ちで代用できないので、専門店で体に合わせて選びます。
安全装備5点:ヘッドライト・救急セット・帽子・手袋・水筒
ヘッドライトは日帰りでも必須で、200ルーメン前後の登山用を選びます。
救急セットは絆創膏・テーピング・常備薬を小袋にまとめ、帽子は日差しと頭のケガを防ぎ、手袋は転んだときの手を守ります。
水筒は最初はペットボトルで構いません。

服:化繊のTシャツ・フリース・パンツ・靴下
綿を避けて、化繊のスポーツTシャツ、薄手のフリースかウインドブレーカー、ストレッチの化繊パンツ、厚手の靴下を組み合わせます。
手持ちの物とワークマン・ユニクロで最初はそろい、登山用に買い替えるのは続けると決めてからで十分です。
消耗品と小物:行動食・地図アプリ・モバイルバッテリー・ゴミ袋
行動食はチョコやナッツ、ようかん、地図アプリはYAMAPなどをスマホに入れて地図をダウンロード、モバイルバッテリーとゴミ袋、トイレットペーパーを加えれば、日帰りの一式は完成です。
買う順番と、店での買い方

1日で全部買わず、靴→ザック→レインウェアの順に
一式を1日でそろえようとすると、疲れて判断が雑になります。
最初の日は登山靴だけを、時間をかけて試し履きして決めてください。
ザックとレインウェアは、同じ日でも別の日でも構いませんが、靴を最優先にします。
店員には「初心者・往復3時間の低山・日帰り」と伝える
登山用品店で、登るレベルを具体的に伝えると、必要十分な物を提案してもらえます。
「いずれアルプスも」と言うと、その分の性能を持った高い物を勧められがちなので、今の目標だけを伝えます。
セット販売は靴とレインウェアが含まれる物を避ける
初心者向けの「登山セット」は手軽ですが、靴はサイズが合わないと使えず、セットに含まれるレインウェアやヘッドライトは性能が足りないことがあります。
セットを買うなら、小物のセットにとどめ、3種の神器とヘッドライトは単品で選びます。

費用を抑える3つの方法
- レンタル:3種の神器を1回数千円で借り、続けると決めてから買う
- ワークマン・ユニクロ:服は化繊なら十分。
レインウェアはワークマンの登山向けモデルも選択肢
- 100均・コンビニ:行動食の入れ物、防水袋、座布団、ゴミ袋は100均で
ただし、レインウェアとヘッドライトだけは100均で済ませてはいけません。
100円のカッパは山で破れ、安いライトは光量が足りません。
一式がそろったあとに足す物と、泊まりの一式

次に足す物:トレッキングポール・登山用靴下・サコッシュ
日帰りの一式で数回登ったら、下りの膝を守るトレッキングポール、靴擦れを減らす登山用靴下、スマホと行動食をすぐ出せるサコッシュを足すと、疲れと使いやすさが変わります。
おすすめの順番は登山ギアのおすすめの記事で扱っています。
季節で足す物:防寒着・チェーンスパイク
秋冬は薄手のダウンとニット帽、凍結する山ではチェーンスパイクを足します。
夏は水を2Lに増やし、塩分補給の物を加えます。
泊まりの一式:テント・シュラフ・マット・バーナー
山小屋泊なら、日帰りの一式に着替えと洗面用具、シュラフの中に入れるインナーシーツを足す程度で済みます。
テント泊は、テント・シュラフ・マット・バーナー・クッカーと一気に増え、費用も10万円以上かかります。
日帰りを何度も経験してから、段階的にそろえます。
トレッキングの一式も同じ
山頂にこだわらないトレッキングでも、装備の一式は登山と同じです。
「トレッキングだから軽装でいい」と靴やレインウェアを省くのが、いちばん多い失敗です。
よくある質問

登山道具を一式そろえるといくらかかりますか?
日帰りの一式を新品でそろえると6〜9万円が目安です。
レンタルとワークマン・ユニクロ、100均を組み合わせれば、初回は1〜2万円に抑えられます。
登山道具の一式に何が含まれますか?
登山靴・ザック・レインウェアの3種の神器、ヘッドライト・救急セット・帽子・手袋・水筒の安全装備5点、化繊の服、行動食・地図アプリ・モバイルバッテリー・ゴミ袋の小物です。
初心者向けの登山セットを買うのはどうですか?
小物のセットなら手軽ですが、靴・レインウェア・ヘッドライトが含まれるセットは、サイズや性能が合わないことが多いので、この3つは単品で選んでください。
一式をレンタルで済ませられますか?
3種の神器はレンタルで済ませられます。
ヘッドライトや救急セット、服は自分で用意します。
続けるか分からないうちはレンタルが無駄がありません。
一式をそろえる順番は?
登山靴 → ザック → レインウェア → ヘッドライトと救急セット → 服の順です。
靴は1日かけて試し履きし、ほかは別の日でも構いません。
テント泊の一式はいくらかかりますか?
テント・シュラフ・マット・バーナー・クッカーで10万円以上が目安です。
日帰りに慣れてから、段階的にそろえてください。
登山用品はモンベルで一式そろいますか?
そろいます。
モンベルは靴からウェア、小物まで自社でそろえていて価格も抑えめなので、一式を1つのブランドでそろえたい人の定番です。
まとめ:日帰りの一式は3種の神器+安全5点+手持ちの服。1日で全部買わない

登山道具の一式のそろえ方を逆引きでまとめます。
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 一式の中身 | 3種の神器・安全装備5点・化繊の服・小物と消耗品 |
| 費用 | 新品6〜9万円。レンタル+ワークマン・ユニクロ+100均で1〜2万円 |
| 買う順番 | 靴 → ザック → レインウェア → ヘッドライト・救急セット → 服 |
| 避けること | 1日で全部買う・靴とレインウェア入りのセット・100均のレインウェアとライト |
| 次に足す物 | トレッキングポール・登山用靴下・サコッシュ・季節の防寒着 |
持ち物の全体像は登山の持ち物まとめの記事で、道具ごとの選び方は登山用品の選び方の記事で扱っています。

