PR

登山レイヤリングの基本|3層の役割と脱ぎ着のタイミング・季節別の組み方

登山レイヤリングの基本|3層の役割と脱ぎ着のタイミング・季節別の組み方 登山の服装・コーデ(季節別・レイヤリング)
記事内に広告が含まれています。

登山の記事で必ず出てくる「レイヤリング」という言葉を見て、「重ね着のことらしいけど、何を何枚重ねればいいのか」「厚い服1枚とどう違うのか」「季節でどう変えるのか」と、仕組みが分からないまま服を選んでいませんか?

この記事では、登山のレイヤリングの基本を、3層それぞれの役割、綿がだめな理由、脱ぎ着のタイミング、季節別(夏・秋・冬)の組み合わせ、下半身のレイヤリング、女性と手持ちの服での組み方、買う順番の順に解説します。

読み終えるころには、レイヤリングの仕組みが腹に落ち、季節と山に合わせて自分で3層を組み立てられるようになります。

スポンサーリンク
  1. 登山のレイヤリングは「汗を逃がすベース・保温するミドル・風雨を防ぐアウター」の3層。脱ぎ着で体温を一定に保つ
  2. 3層それぞれの役割と、綿がだめな理由
    1. ベースレイヤー:いちばん大切。汗を「肌から離す」
    2. 綿がだめな理由:汗を吸って乾かず、体を冷やす
    3. ミドルレイヤー:保温する。脱ぎ着で調整する層
    4. アウターレイヤー:風と雨を遮る。レインウェアが兼ねる
  3. 脱ぎ着のタイミングと、失敗のパターン
    1. 登り始めは「少し寒い」くらいで出発する
    2. 暑くなり始めたら、汗をかく前に脱ぐ
    3. 休憩と稜線では、寒くなる前に着る
    4. 失敗パターン:厚い服1枚・綿・レインウェアなし
  4. 季節別のレイヤリングと、下半身・女性・手持ちの服
    1. 夏:薄いベース+薄い長袖+薄いアウター
    2. 秋:ベース+薄手フリース+アウター+薄手のダウン
    3. 冬(雪なし):厚手ベース+厚手ミドル+ダウン+アウター
    4. 下半身のレイヤリング:ストレッチパンツ+レインパンツ。冬はタイツを足す
    5. 女性のレイヤリング:スポーツブラも化繊に。女性用モデルのサイズで
    6. 手持ちの服でのレイヤリングと、買う順番
  5. よくある質問
    1. 登山のレイヤリングとは何ですか?
    2. レイヤリングの中間着(ミドルレイヤー)は何がいいですか?
    3. 夏の登山でもレイヤリングは必要ですか?
    4. 冬の登山のレイヤリングはどう変わりますか?
    5. レインウェアは上下で必要ですか?
    6. レイヤリングで綿の服はなぜだめですか?
    7. レイヤリングを女性がするときの注意は?
  6. まとめ:ベース・ミドル・アウターの3層を化繊で重ね、汗をかく前に脱ぎ、寒くなる前に着る

登山のレイヤリングは「汗を逃がすベース・保温するミドル・風雨を防ぐアウター」の3層。脱ぎ着で体温を一定に保つ

登山のレイヤリングは「汗を逃がすベース・保温するミドル・風雨を防ぐアウター」の3層。脱ぎ着で体温を一定に保つ

登山のレイヤリングとは、肌側で汗を吸って乾かすベースレイヤー、空気を含んで保温するミドルレイヤー、風と雨を遮るアウターレイヤーの3層を化繊で重ね、登りで暑ければ脱ぎ、休憩や稜線で寒ければ着る、という脱ぎ着で体温を一定に保つ仕組みです。

厚い服1枚では「暑い」と「寒い」の間を調整できず、汗で濡れた体が稜線の風で冷えて低体温症につながるので、薄い層を重ねます。

登山では、登りで汗をかいて暑くなり、休憩や稜線で風に当たって急に冷えます。

この「暑い・寒い」の繰り返しに、服の枚数を変えて対応するのがレイヤリングで、夏でも冬でも考え方は同じです。

季節ごとの全体像は登山の服装まとめの記事で扱っているので、この記事は「レイヤリングの仕組み」を掘り下げます。

レイヤリングの3層
レイヤリングの3層
層 役割 具体例 着るタイミング
ベースレイヤー(肌側) 汗を吸って乾かし、肌を冷やさない 化繊の速乾Tシャツ・長袖・メリノウール 常に着る
ミドルレイヤー(中間着) 空気を含んで保温する 薄手のフリース・薄手のダウン・化繊の中綿 休憩・稜線・朝晩
アウターレイヤー(外側) 風と雨を遮って体温を守る レインウェア上下・ウインドブレーカー 雨・強風・稜線

3層それぞれの役割と、綿がだめな理由

3層それぞれの役割と、綿がだめな理由

ベースレイヤー:いちばん大切。汗を「肌から離す」

肌に直接触れる層で、登りでかいた汗を吸って外側へ逃がし、素早く乾かします。

この層が乾かないと、休憩中に濡れた服が体温を奪い、上に何を重ねても寒さは消えません。

化繊の速乾素材か、臭いが出にくいメリノウールを選びます。

綿がだめな理由:汗を吸って乾かず、体を冷やす

綿は水を大量に吸って乾くのが遅く、汗で濡れた綿のTシャツが稜線の風に当たると、真夏でも体温を奪って低体温症の入り口になるので、ベースレイヤーに綿を使ってはいけません。

手持ちの服を見分けるときは、タグの素材表示で「綿(コットン)」が入っていないかを確認します。

脱ぎ着のタイミング
脱ぎ着のタイミング

ミドルレイヤー:保温する。脱ぎ着で調整する層

空気を含んで体温を保つ層で、薄手のフリースが定番です。

登りで暑くなったら脱ぎ、休憩や稜線で寒くなったら着る、という調整をこの層で行います。

秋冬は薄手のダウンや化繊の中綿ジャケットを重ねて、保温を強めます。

ユニクロのフリースやウルトラライトダウンも、この層として使えます。

アウターレイヤー:風と雨を遮る。レインウェアが兼ねる

いちばん外側で、雨と風を遮って、内側の暖かい空気を逃がさない層です。

登山用のレインウェア上下がこの役目を兼ね、晴れの日でも稜線の風よけとして着ます。

防水透湿素材なら、汗の蒸気を外へ逃がしながら雨を防げます。

軽いウインドブレーカーを足すと、小さな風の調整がしやすくなります。

脱ぎ着のタイミングと、失敗のパターン

脱ぎ着のタイミングと、失敗のパターン

登り始めは「少し寒い」くらいで出発する

登り始めて10分もすると体が温まるので、出発時は少し寒いくらいの枚数にします。

暖かい格好で出発すると、すぐに汗だくになり、その汗が休憩で体を冷やします。

暑くなり始めたら、汗をかく前に脱ぐ

「暑い」と感じたときにはもう汗をかき始めているので、その少し前、体が温まってきた段階でミドルを脱ぎます。

脱ぐのを面倒がると、汗で濡れた服が後で効いてきます。

季節別のレイヤリング
季節別のレイヤリング

休憩と稜線では、寒くなる前に着る

休憩で立ち止まると、数分で体が冷え始めます。

休憩に入ったらすぐミドルかアウターを羽織り、稜線に出る前に風よけを着ます。

「寒くなってから着る」では遅く、失った体温を取り戻すのに時間がかかります。

失敗パターン:厚い服1枚・綿・レインウェアなし

厚手のパーカ1枚で登ると、脱いだら寒く着たら暑い、の繰り返しになります。

綿のTシャツは汗冷えの元です。

レインウェアを置いていくと、雨と風のときにアウターがなく、体温を守れません。

この3つがレイヤリングの失敗のほとんどです。

季節別のレイヤリングと、下半身・女性・手持ちの服

季節別のレイヤリングと、下半身・女性・手持ちの服

夏:薄いベース+薄い長袖+薄いアウター

速乾Tシャツをベースに、日焼けと虫を防ぐ薄手の長袖シャツをミドル代わりにし、薄手のウインドブレーカーとレインウェアをアウターとしてザックに入れます。

夏でも標高1,500mの山頂は平地より10℃近く涼しいので、アウターは省きません。

秋:ベース+薄手フリース+アウター+薄手のダウン

速乾の長袖をベースに、薄手のフリースをミドルにし、レインウェアをアウターにします。

朝晩と稜線は冷えるので、薄手のダウンと手袋、ニット帽を1枚多く持ち、休憩で羽織ります。

冬(雪なし):厚手ベース+厚手ミドル+ダウン+アウター

厚手の化繊かメリノウールのベースに、厚手のフリースと薄手のダウンを重ね、アウターを着ます。

ニット帽・手袋・ネックウォーマーで、頭・手・首から逃げる体温を守ります。

雪や凍結がある山は装備が変わるので、初心者は避けます。

下半身のレイヤリング:ストレッチパンツ+レインパンツ。冬はタイツを足す

下半身は、ストレッチの化繊パンツを基本に、雨と風のときにレインパンツを重ねます。

冬は化繊のタイツをパンツの下に足して保温します。

上半身ほど細かく脱ぎ着しないので、最初から気温に合わせた組み合わせで出発します。

女性のレイヤリング:スポーツブラも化繊に。女性用モデルのサイズで

女性は、スポーツブラと下着も化繊の速乾にし、「肌に触れる物はすべて化繊」にします。

レインウェアの上下も、丈と肩幅が合う女性用モデルにすると、ザックを背負ったまま着やすくなります。

手持ちの服でのレイヤリングと、買う順番

ランニング用の速乾Tシャツ(ベース)、薄手のフリース(ミドル)、ストレッチパンツがあれば、手持ちで2層は組めます。

買い足すのはアウターのレインウェアが最初で、次にベースレイヤー、フリースの順に登山用へ替えていくと無駄がありません。

よくある質問

よくある質問

登山のレイヤリングとは何ですか?

汗を逃がすベース、保温するミドル、風雨を防ぐアウターの3層を化繊で重ね、脱ぎ着で体温を一定に保つ着方です。

厚い服1枚では調整できません。

レイヤリングの中間着(ミドルレイヤー)は何がいいですか?

薄手のフリースが定番です。

秋冬は薄手のダウンや化繊の中綿ジャケットを足します。

ユニクロのフリースやウルトラライトダウンも使えます。

夏の登山でもレイヤリングは必要ですか?

必要です。

夏は薄いベース+薄い長袖+薄いアウターの組み合わせになります。

山頂は平地より10℃近く涼しく、風と夕立に備えてアウターは省きません。

冬の登山のレイヤリングはどう変わりますか?

各層を厚くし、ミドルにダウンを足し、ニット帽・手袋・ネックウォーマーを加えます。

雪や凍結がある山は装備が変わるので、初心者は雪のない低山にとどめます。

レインウェアは上下で必要ですか?

必要です。

上だけだと下半身が濡れて冷え、風で体温を奪われます。

レディースも上下セパレートで、女性用モデルを選びます。

レイヤリングで綿の服はなぜだめですか?

汗を吸って乾かず、稜線の風で体温を奪うからです。

真夏でも低体温症の原因になります。

タグの素材表示で綿が入っていない物を選びます。

レイヤリングを女性がするときの注意は?

スポーツブラと下着も化繊にし、レインウェアは女性用モデルのサイズで上下そろえます。

考え方は男性と同じです。

まとめ:ベース・ミドル・アウターの3層を化繊で重ね、汗をかく前に脱ぎ、寒くなる前に着る

まとめ:ベース・ミドル・アウターの3層を化繊で重ね、汗をかく前に脱ぎ、寒くなる前に着る

登山のレイヤリングを、知りたいことから逆引きでまとめます。

知りたいこと 答え
3層の役割 ベース=汗を逃がす/ミドル=保温/アウター=風雨を遮る
綿がだめな理由 汗を吸って乾かず、風で体温を奪う。素材表示で確認
脱ぎ着のタイミング 少し寒いくらいで出発・汗をかく前に脱ぐ・寒くなる前に着る
季節別 夏は薄い3層、秋はフリース+薄手ダウン、冬は厚手の3層+小物
買う順番 レインウェア→ベースレイヤー→フリース。手持ちの化繊で2層は組める

季節ごとの服装の全体は登山の服装まとめの記事に、服装の基本は登山の服装の基本の記事に、夏の組み方は夏の登山の服装の記事にまとめています。

タイトルとURLをコピーしました